ハナモモ
実を食べるのではなく、花を観賞する桃をハナモモと呼びます。
お雛様の時に飾る桃の花ですね。
モモはサクラと同じバラ科の落葉樹で、その花も非常に良く似ていますが、ハナモモはサクラと違って色の濃淡が強く、赤みの強い桃色のヤグチや、ザンセツシダレのように純白八重咲きの品種、淡い桜色のハゴロモシダレ、梅によくある紅白咲き分け品種のゲンペイシダレなど花色が非常に豊富です。
花形も一重の梅のようなものから、八重桜にそっくりなもの、花びらがキクの花のように細くなるキクモモなどがあります。
樹形も普通の立性のほかに、しだれモモや逆さにした箒のような樹形になるものもあります。
ハナモモは花つきが良く、色合いがはっきりしているので、最近では海外でも利用されるようになってきました。
ハナモモの育て方
秋に植えることもできますが、厳寒期を過ぎた3月はじめくらいに植えつけるのが良いでしょう。
日当たりと排水の良い場所を掘り起こして堆肥や腐葉土などを十分にすきこんでください。
ハナモモは湿気に弱いので高植えにしましょう。
ハナモモは病虫害の多い花木です。
アブラムシ、カイガラムシの発生に注意してください。
ガの幼虫が幹に入り込むことがあります。
糞が出ている穴を見つけたら、そこを広げて幼虫を取り出して捕殺してください。
農薬としてはスミチオンが効果的ですが、穴に直接入れないといけません。
真夏の乾燥期以外は庭植えのハナモモには水やりは不要です。
ハナモモはサクラと同じように、枝先まで花がつき、枝の切り口から枯れこみやすいので、
強い剪定は3年に一度くらいにして、できるだけ放任して管理します。
見栄えが悪いときは真冬に小枝や枯れ枝を整枝します。
剪定する時は花後に長枝の付け根あたりで強めの剪定を行います。
太い枝を切ったときは、必ず切り口に保護剤を塗ってください。
2月に寒肥をあげてください。
堆肥や鶏糞、腐葉土などを根元から少し離してすきこみます。
大きく育てたいときは、花後の5月頃に油粕を少しあげてください。
タイマーで自動で水遣りする優れものです。
これで旅行中の水やりも安心ですね!
類似品に比べて使いやすく、壊れにくい製品です。
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自分の庭にまく水は自分で貯めましょう。
水道代の節約にもなりますしね!
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