ハーデンベルギアはオーストラリア原産のマメ科の花木で、春に紫色の小花をたくさん連なるように咲かせてくれます。
オーストラリア原産の植物なので、暑さ寒さに弱く、育てにくい印象がありますが、コツさえわかれば、そこまで栽培困難な種類ではありません。
良く見ると花形が胡蝶蘭みたいで、なかなかに愛らしく、つる性の植物なのでいろいろな形に仕立てられるので、一度、お試しくださいね。
ハーデンベルギアの育て方
最低温度はマイナス3度と言われていますが、冬季は室内に取り込みましょう。
日当たりを好むので日が良く入る窓辺に置くといいでしょう。
冬から早春にかけて開花株を購入した場合は4度程度を維持した方が無難です。
どちらかというと乾燥気味の方が調子がいので、鉢土が乾いたのを確認してから水やりしてください。
春になって開花してきたら、屋外の日当たりの良い場所に出してあげましょう。
開花期には水切れさせないようにしてください。
肥料は春と秋に10日に1回程度、液体肥料を施すか、緩効性の化成肥料を置肥してください。
アブラムシやハダニが付くことがあるので、注意してください。
梅雨時には過湿になりやすいので、雨がかからない場所に移動させましょう。
真夏には風通しの良い半日陰に移し、水切れや過湿にならないように、細心の注意を払って水やりしてください。
暖地ではハーデンベルギアを庭植えすることもできますが、冬越しができても夏越しが難しい場合があります。
6月や10月には2,3節を切って挿し木を作ることができます。
植え替えは2年に1回程度、春か秋に行います。
花芽が秋に出来るので、剪定は秋のはじめには終わらせておきましょう。
つる性植物なので好きな形に仕立てることができます。
つるは伸ばすと2mくらいになります。
ハーデンベルギア 紫花(3?3.5号)
春先に小さくかわいい花をたくさん付けます。
つる性の枝は良く伸るので、フェンスやトレリスにからませると豪華に仕立てられます。
耐寒性は比較的強く、関東以西であれば戸外で冬越しできます。