ケイトウの仲間は、トサカケイトウ、久留米ケイトウ、羽毛ケイトウ、ヤリゲイトウ、ノゲイヨウの5つに大きく分けることができます。
この中で、花が小さくて、より野生的な感じがするノグイトウの仲間などをセロシアと呼ぶことが多いようです。
ちなみにセロシアはこれら5つの種類を含むケイトウ属の学名です。
ノゲイトウは花房がローソクの炎のようになって草丈が高くなります。
しかし、近年、ノゲイトウに似た花房をした草丈の低い品種群がセロシアまたはケイトウとして売られています。
これはノゲイトウとは別種になります。
さらに混乱するのは、ハゲイトウやヒモゲイトウは全く別属ということですね。
ともかく、草丈の低いセロシアは秋の花壇の前列や鉢植えに大人気になっていますよね。
それからセロシアの花は見た目と違って乾燥しています。
花を摘んで陰干しすると、簡単にドライフラワーを作ることができます。
ここでは草丈の低いセロシアの育て方を解説しましょう。
セロシアの育て方
鉢植えにするときは、水はけの良い市販の草花用培養土を使用してください。
花壇に植えるときは市販の草花用培養土や扶養土、川砂などを入れて水はけを良くします。
セロシアは移植を嫌う植物なので、購入した苗を植えつけるときにも、根を傷めないように注意してください。
鉢植えの場合は土の表面が乾いてから、しっかり水やりしてください。
鉢植えの置き場所は風通しの良い日当たりです。
いったん根付くと条件がいいと旺盛に生育します。
セロシアは1年草ですが、根鉢が回ってしまったら、適宜、鉢増してあげてください。
種が採れる品種では5月に種まきして殖やすことができます。
移植を嫌うので花壇や鉢に直接蒔いて覆土し、日陰で乾かさないように管理してください。
芽が出てきたら適宜、間引いていきます。
◆セロシアインテンツ インテンツプラス 苗 10.5センチポット 3.5号
ネオンパープルとピンクバイカラーの花穂が美しい、栄養系のセロシアです。
非耐寒性ながら花期が長くて丈夫で育てやすい品種。
寄せ植えの中心、花壇の後方、切り花といろいろ楽しめてしかも丈夫!