ヒマワリ
ヒマワリは夏の代表的な一年草ですね。
大輪のヒマワリが咲いていると、まさに真夏の風景です。
ヒマワリの語源は花がいつも太陽の方を向いているからだと思っている人も多いようですが、これは間違いで花が咲いているときには花の方向はたいてい東に向いています。
そのために夏の朝、庭を見るとヒマワリの花が朝日を浴びて明るく輝いて見えるわけです。
夏の花というと真っ先にヒマワリが思い出されるのはこのためでしょうね。
ヒマワリはもともとはロシアなどで食用油用の種子を採取するために栽培されていました。
最近は、多花性の切花用品種や花壇用の矮性品種、赤花品種、宿根ヒマワリなどいろいろな品種が出回っています。
ヒマワリの品種
人の背よりも高くなる大型のロシアヒマワリがもっともポピュラーですね。
ロシアで種から油脂を採取するために大規模に栽培されているので、ロシアヒマワリと呼ばれますが、原産地はアメリカです。
最近は花壇に咲く超小型の矮性ヒマワリが人気です。タキイのビッグスマイルが有名です。
普通のヒマワリは案外、花期が短いのですが、宿根性のコヒマワリは小輪の花を次々に咲かせてくれます。
病害虫に強く花後に剪定するだけで毎年花が咲きますので、ちょっとした空き地のグランドカバーに最適ですね。
切花用としては花粉ができないサンリッチ系の品種や、大雪山などの銀葉のシロタエヒマワリがよく利用されるようです。
その他、ブラドレッドなどの赤花ヒマワリやサンゴールドなどの八重ヒマワリがあります。
ヒマワリの育て方
ヒマワリは普通は花壇や畑に直播します。
時期はゴールデンウイークの頃が良いでしょう。
ともかく真夏の直射日光が当たる場所でないと満足な花は咲きません。
種子用品種、大輪種は肥料食いですから、堆肥などを元肥としてしっかりすきこんでやります。
切り花用品種や矮性品種はペチュニアなどの草花と同じ程度でOKです。
切花用として花数を増やしたいときは、ヒマワリの本葉6枚くらいの時に摘心してください。
わき芽が3,4本出ますので、これを育てると少し花は小さくなりますが、切花としてはちょうどいいくらいでは
ないでしょうか。
背丈も低くなるので、倒伏しにくくなります。
ヒマワリは病虫害には強いですが、環境が悪いとうどんこ病やハダニが出る場合があります。
ヒマワリは乾燥には強いですが、水が停滞する場所は好みません。
真夏はさすがに乾燥しすぎるので、夕方に1日1回水遣りしましょう。
大輪種の最大の難点は倒伏しやすいこと。
台風などの後で、せっかく咲いたヒマワリが傾いていたなんて経験はありませんか?
しっかり支柱を立てて保護しましょう。
1番花をそのままにしておくとロシアヒマワリでは種子がたくさんできます。
ヒマワリの種は洗って乾かしてから炒っておくとビールのつまみにいいですよ。
1番花を花後に摘み取ると、脇から2,3本の花茎が出て花が咲く品種も多いですね。
また、できた種をすぐに取り撒きしますと、晩秋に少し小ぶりのヒマワリの花を楽しむこともできます。
ヒマワリの花はしっかりしているので、ドライフラワーにもできます。
ヒマワリ迷路(ヒマワリの名所)
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