ルクリア
ルクリア(アッサムニオイザクラ)はヒマラヤから中国の雲南地方に自生する植物で、強い香りが特徴ですね。
現在、日本で流通しているのはルクリア・ピンセアナという種類で、ピンクの小ぶりの花がたくさんついている鉢花として、秋から冬にかけて出回っています。
ルクリアは、夏涼しく、冬はそんなに寒くはない日当たりを好む植物で、根腐れしやすく、西南暖地での夏越しはむずかしいかもしれません。
ルクリアの育て方
ルクリアは鉢花というよりも山野草として管理した方が間違いは少ないでしょう。
ルクリアの開花株を購入したら、霜はかからないけれど暖房のない涼しい場所で管理してください。
凍らせるのは厳禁です。
ルクリアの置き場所は明るい日陰や軒下などが良いですが、場所がなければ日陰でも枯れることはありません。
開花中は水切れさせないようにしましょう。
肥料はもちろん施しません。
花が終わったら、できるだけ早く花茎を切り戻してください。
できれば日の当たる室内で管理しましょう。
最低温度は10度です。
ルクリアで一番むずかしいのは水管理です。
乾燥にも過湿にも弱いルクリアは、鉢の状態をよく見ながら水やりしましょう。
日のあたるサンルームなどでは乾燥しやすく、ハダニが発生することがありますので、
適宜、葉の裏に霧吹きしてあげてください。
桜の咲く頃に薄い液体肥料を施してあげてください。
ゴルデンウイークの頃から屋外の日当たりの良い場所に出してあげます。
ただし、雨のかかる場所は駄目です。
梅雨に入るまでに、ひとまわり大きい鉢に必ず植え替えしてください。
用土は中粒赤玉土5:鹿沼土5:ピートモス1くらいが良いでしょう。
ルクリアは環境が良いと生育が盛んなので、6月中に必ず剪定をします。
花芽ができてから剪定すると、花が咲きません。
夏場は涼しくて明るい日陰に移してください。
ルクリアは短日性植物なので、夜も明るい場所に置くと、花が咲きません。
通常は9月下旬には花芽ができているはずです。
10月の中旬には室内に取り込みましょう。
2月か3月に新梢が伸びてきたら、挿し木することができます。
パーライトなどに挿して、乾かさないように室内で管理すると、
1ヶ月くらいで根が動いてきます。
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これで旅行中の水やりも安心ですね!
類似品に比べて使いやすく、壊れにくい製品です。
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水道代の節約にもなりますしね!
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